今の仕事から専門性を見出す
専門性というキーワードは近年注目されている言葉ですが、グローバル化が進むことで多くの外国人労働者が日本で働くようになってきています。そして、ITや技術の進化に伴い、人の手を必要としなくなる仕事が今後増えると予測されています。そこで機械にはできないような専門性の高い知識や技術を身につけることで、将来のキャリア形成に役に立つ可能性が高くなります。そのような専門的な経験は必ず身近にあり、今担当している仕事の中でも簡単に見つけられます。
例えば、現在営業職として日々顧客へセールスをしている人の場合、人を動かすセールストークというのは機械では決してなし得ない技術といえるでしょう。営業を突き詰めると、将来的にセミナーの講師やトレーニングを行う仕事に就ける可能性があり、一種の専門的な技術といえるのです。
普段事務作業をしている人も、パソコンでの処理技術を磨くと仕事の効率が上がり、より短い時間で業務をこなせるようにもなるでしょう。今担当している業務から経理の知識を得たり、プログラミングへと知識を広げるとさらにキャリアの幅が広がり、将来はまた違ったプロフェッショナルとしての活躍が期待できます。得意なパソコン操作技術を活かして、専門性をさらに高められるのです。このように、普段の仕事から専門的な知識を増やして技術を磨けますので、まずは今の仕事の中で得意な業務へ目を向け、その分野に特化して伸ばしてみるといいでしょう。